Japanese
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資料
精神科医のプライマリケア研修—1臨床研修指定病院におけるローテート研修に関するアンケート結果から
The Primary Care Training of Psychiatrists in A District General Hospital
青木 勉
1
,
林 裕家
1,2
,
丁子 竜男
1
,
種倉 直道
1
,
大塚 祐司
1,3
,
白石 正夫
1
,
矢野 望
1
,
川副 泰成
1
,
飯塚 登
1
,
大津 正典
1
Tsutomu AOKI
1
,
Yutaka HAYASHI
1,2
,
Tatsuo CHOJI
1
,
Naomichi TANEKURA
1
,
Masao SHIRAISHI
1
,
Nozomu YANO
1
,
Yasunari KAWAZOE
1
,
Noboru IIZUKA
1
,
Masanori OHTSU
1
1総合病院国保旭中央病院神経精神科
2聖ヨハネ会総合病院桜町病院聖ヨハネホスピス
3東北大学医学部高次機能障害学分野
1Department of Neuro-psychiatry, Asahi General Hospital
2St. John's Hospice, Sakuramachi General Hospital
3Section of Neuropsychology, Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
Postgraduate education
,
Primary care
,
Psychiatrist
,
General hospital psychiatry
Keyword:
Postgraduate education
,
Primary care
,
Psychiatrist
,
General hospital psychiatry
pp.1011-1014
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904847
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はじめに
医療の専門分化による弊害が叫ばれて久しい。それを是正するために,医師の卒前卒後教育の在り方を問う努力が各方面で続けられており,厚生省は2000年をめどに卒後臨床研修の義務化を提案している。そして,精神科においても,他科と同様にプライマリケアの重要性が増してきている。
旭中央病院は,千葉県北東部に位置し,総病床数942床(一般660床,精神250床,伝染32床)で,25診療科を有し,救命救急センターを併設し,1日平均外来患者数3,350名(1998年8月現在)で,診療圏人口が約70万人の地域の基幹病院である。1981年に厚生省の臨床研修指定病院となって以来,精神科医も初期研修中に一般身体科をローテートしている。また当院では卒後5年まで救命救急センターにおける全科の来院患者への対応が義務づけられており,卒後1年間は月3回のペースで副当直として上級医の指導を受けながら診療にあたり,2年目以降は月1〜2回当直医として1回20〜50症例を診察し,自信がない場合にはoncallとなっている各科専門医にコンサルトし,指導を受ける。このようにして,研修終了時には,一通りのプライマリケアの能力が身に付くこととなる。
今回我々は,当院において初期研修を終了した精神科医10名にプライマリケア研修のアンケート調査を施行し,興味ある結果が得られたので考察を加え報告する。
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