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特集 オンライン診療への取り組みと今後の展望
コロナ禍のアメリカ留学とオンライン診療
Research and telemedicine in the U. S. during the COVID-19 pandemic
浦川 ひかり
1
Hikari URAKAWA
1
1Hospital for Special Surgery
キーワード:
COVID-19 pandemic
,
Telemedicine
,
Studying abroad
Keyword:
COVID-19 pandemic
,
Telemedicine
,
Studying abroad
pp.17-21
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001996
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要旨:アメリカ・ニューヨークは2020年春,世界のコロナ禍の中心となった。厳しいロックダウンが施行され,市民の生活は大きく制限された。第1波のピーク時には医療体制が逼迫し,病院も大きな変化を余儀なくされた。研究面では,在宅でのリモートワークとなり,留学者は大きく減少した。臨床面では,緊急性のない手術はすべて延期を指示され,整形外科単科病院でもCOVID-19患者の治療にあたった。アメリカではオンライン診療は以前から行われていたが,このコロナ禍を経て,さらに普及した。その満足度は非常に高く,コロナ禍が落ち着いている2021年6月現在でも,多くの患者がオンライン診療を利用している。コロナ禍への対応,オンライン診療の普及度ともに日本よりも一歩先をいくニューヨークの軌跡をたどり,今後の状況を注視していくことは,今後のわが国における取り組みに様々な示唆を与えるであろう。
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