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特集 ひきこもりの理解と支援
ひきこもり支援とピアサポーター活動—ひきこもりの長期・高年齢化とコロナ禍における変遷
Support for Hikikomori and Peer Supporter Activity Change Induced by Long-term and Aging of Hikikomori and COVID-19 Pandemic
中原 玉香
1
,
今津 浩美
1
,
西畑 陽介
1,2
Tamaka Nakahara
1
,
Hiromi Imazu
1
,
Yosuke Nishihata
1,2
1堺市こころの健康センター
2奈良県立医科大学精神医学講座
1Sakai City Mental and Welfare Center, Osaka, Japan
2Department of Psychiatry, Nara Medical University
キーワード:
ひきこもり
,
hikikomori
,
social withdrawal
,
ピアサポーター
,
peer supporter
,
8050問題
,
8050 problem
,
コロナ禍
,
COVID-19 pandemic
Keyword:
ひきこもり
,
hikikomori
,
social withdrawal
,
ピアサポーター
,
peer supporter
,
8050問題
,
8050 problem
,
コロナ禍
,
COVID-19 pandemic
pp.1531-1538
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206785
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抄録 「ひきこもり当事者によるひきこもり支援」として,堺市こころの健康センターではピアサポーター活動を展開している。昨今のひきこもりの長期・高齢化やコロナ禍による影響もあり,ピアサポーター活動のあり方は大きな変化をみせている。長期化したひきこもり生活に起因する活動性の低下や加齢による体力低下を伴う中高年層のニーズに応えるべく,ピアサポーターとともにグループワークの企画内容を新たに模索した。また,コロナ禍における感染制御の観点から,グループワーク活動利用者の少人数化を余儀なくされた。このような大きな2つの変化がある中,これまで見えなかった問題が浮き彫りとなり,今後の支援の展開に役立つ示唆を得た。
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