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特集 モバイル端末を用いた整形外科診療・研究
脊椎外科におけるXR(VR,AR,MR)の導入
XR(VR,AR,MR)in spine surgery
成田 渉
1
Wataru NARITA
1
1亀岡市立病院,整形外科・脊椎センター
キーワード:
Virtual reality
,
Augmented reality
,
Spine surgery
Keyword:
Virtual reality
,
Augmented reality
,
Spine surgery
pp.1371-1379
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001906
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要旨:近年,VR,AR,MRを包括したextended reality(XR)と総称される技術が注目されている。2016年に前方・側方固定術後の側臥位PPS刺入用として最初のVRシミュレーターの開発を試みた。2017年にMRを実装したHMD(MR-HMD)であるHoloLens®が発売され,術中支援装置として用いた。術前に執刀医がスクリュー軌道をプログラミングしてMR-HMDに入力し,術野へ重畳表示した。術中支援では患者個別の解剖と術前にデザインしたスクリューやケージの挿入軌道を術野に投影しながら手術が可能であった。また,遠隔地のXRシステムや手術室同士をインターネットで相互接続し,同一仮想空間内でのカンファレンスを試みた。XRの臨床応用としてはデバイスが位置情報および視線の共有機能を有することから優れた教育およびコミュニケーションの手段としても有用と考えている。
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