Japanese
English
特集 運動器のバイオメカニクス―Cutting Edge 2021:新しい解析手法と知見
Ⅴ.その他の新しい手法
3Dプリンターによるadditive manufacturingとその応用
Additive manufacturing and its application using the 3D printer
小松 瞭
1
,
巖見 武裕
2
Akira KOMATSU
1
,
Takehiro IWAMI
2
1仙台高等専門学校,総合工学科
2秋田大学大学院,理工学研究科
キーワード:
Additive manufacturing
,
3D printer
,
Orthosis design
Keyword:
Additive manufacturing
,
3D printer
,
Orthosis design
pp.683-689
発行日 2021年4月30日
Published Date 2021/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001727
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:3Dプリンターはこの10数年で一般に浸透し,今では個人で使用できる身近なツールとなった。医学領域でも3Dプリンターは臨床,研究,教育に活用されているが,臨床応用を試みるにあたり3Dプリンターによるadditive manufacturingの優位性と周辺技術の理解が必要不可欠である。例えば手関節装具の作製を例にとれば,3DスキャナーやCTで形状を取得しCADへインポートすることで患者ごとに適した装具をオーダーメードで設計できる。さらに構造最適化や有限要素法を組み合わせることで装具の通気性を改善する空孔を設計したり,強度評価にも応用できる。Additive manufacturingがもたらす高い設計自由度に,上記のような手法を組み合わせることで今後さらに臨床への応用が期待されるであろう。
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.