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特集 運動器のバイオメカニクス―Cutting Edge 2021:新しい解析手法と知見
Ⅰ.脊椎のバイオメカニクスと下肢アライメント
脊椎・下肢アライメント評価の現在と未来
Evaluation of spine and lower limb alignment;present and future
金田 和也
1
,
原藤 健吾
2
,
小林 秀
2
,
中村 雅也
2
,
名倉 武雄
2
,
二木 康夫
2
Kazuya KANEDA
1
,
Kengo HARATO
2
1東京医療センター,整形外科
2慶應義塾大学,整形外科
キーワード:
Knee alignment
,
Weight-bearing
,
Three-dimensional
Keyword:
Knee alignment
,
Weight-bearing
,
Three-dimensional
pp.515-519
発行日 2021年4月30日
Published Date 2021/4/30
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001705
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要旨:変形性膝関節症の評価法として画像検査は非常に重要な役割を担っており,古くから単純X線画像によるKL分類が用いられているが,簡便である一方,誤差の問題や,非荷重位での評価であること,二次元の画像のみでの評価であるなどの問題点が指摘されている。時代の変化とともに,画像検査技術が進歩し,二次元の画像評価からCTをはじめとする三次元画像検査が可能となった。また,EOS imaging systemや2D-3D surface registrationの技術,立位CTの登場により荷重下での三次元画像評価が可能となった。これらの装置は多関節・体幹までを含めた全身の総合的な骨格・アライメント評価が可能であり,ロコモティブシンドロームに代表される機能的疾患の総合的な評価・予防・改善につながる可能性があると考えられる。
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