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特集 頚椎を含めたグローバルアライメント
—頚椎を含めたグローバルアライメント—成人脊柱変形患者における脊椎アライメント評価
Global Spinal Alignment:Evaluation of Global Alignment in Adult Spinal Deformity
八木 満
1
,
中村 雅也
1
,
松本 守雄
1
,
渡辺 航太
1
Mitsuru YAGI
1
,
Masaya NAKAMURA
1
,
Morio MATSUMOTO
1
,
Kota WATANABE
1
1慶應義塾大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Keio University School of Medicine
キーワード:
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
矢状面アライメント
,
sagittal alignment
,
全脊椎アライメント
,
global spinal alignment
Keyword:
成人脊柱変形
,
adult spinal deformity
,
矢状面アライメント
,
sagittal alignment
,
全脊椎アライメント
,
global spinal alignment
pp.253-257
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201616
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脊柱変形に対する治療を行ううえで,頚椎を含めた全脊椎アライメントの持つ臨床的意義や代償機構を熟知し,正確に評価することは極めて重要である.近年の画像検査の進歩により,脊椎外科医は患者固有の全脊椎アライメントや,アライメント不良に対する下肢などでの代償メカニズムに関して,よりよい評価を行うことが可能である.高齢者に対する変形矯正手術では脊椎矢状面アライメントは増悪しており,過矯正はインプラント関連の合併症リスクを増大させるため,手術に際しては患者の年齢を十分に考慮することが重要である.
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