Japanese
English
特集 早期変形性膝関節症の診断と治療
膝周囲骨切り術の適応と限界
Osteotomy around the knee;indication and limitation
金 栄智
1
,
久保田 光昭
1
,
乾 哲也
1
,
大野 隆一
1
Youngji KIM
1
1越谷市立病院,整形外科
キーワード:
Osteoarthritis
,
Osteotomy around the knee
,
Open wedge high tibial osteotomy
Keyword:
Osteoarthritis
,
Osteotomy around the knee
,
Open wedge high tibial osteotomy
pp.321-329
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001656
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要旨:変形性膝関節症に対する膝周囲骨切り術は,外科的治療選択肢の一つである。人工膝関節全置換術(TKA)の普及により一時軽視されていたが,近年関節軟骨および半月板温存の概念が定着し注目されている。膝周囲骨切り術には多数の種類があり,膝の変形中心が大腿骨および脛骨のどちらにあるかで厳密に適応を決定しなければならない。また,関節内評価も同時に行い,半月板や軟骨の処置を併用することで長期の関節温存を目指すことが可能になる。膝周囲骨切り術は人工関節置換術に比べて早期変形性膝関節症に適応があり,厳格な適応のもと施行することで,良好な結果が得られると考えられる。
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