足関節・足部疾患の最新治療
疾患各論 足関節症 変形性足関節症 脛骨骨切り術 Joint distractionを併用した脛骨遠位斜め骨切り術の術後成績の検討
野坂 光司
1
,
宮腰 尚久
,
山田 晋
,
永澤 博幸
,
柏倉 剛
,
齊藤 英知
,
木島 泰明
,
千田 秀一
,
土江 博幸
,
島田 洋一
1秋田大学 大学院整形外科
キーワード:
外固定器
,
変形性関節症
,
脛骨
,
牽引(整形外科)
,
骨切り術
,
MRI
,
足関節
,
集学的治療
,
治療成績
,
関節角度測定
Keyword:
Ankle Joint
,
Combined Modality Therapy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteotomy
,
Osteoarthritis
,
Tibia
,
Traction
,
External Fixators
,
Treatment Outcome
,
Arthrometry, Articular
pp.130-134
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016297878
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変形性足関節症に対しリング型創外固定を用いてjoint distractionを併用して脛骨遠位斜め骨切り術を行った8例(平均年齢60.2歳)の治療成績について検討した。平均創外固定装着期間96.5日の結果、1)荷重時の正面天蓋角は術前平均82.5°が術後98.0°へ改善していた。また、側面天蓋角は術前平均78.0°が術後84.5°へ改善していた。2)足関節ストレス撮影での距骨傾斜角は術前平均18.5°が術後3.0°へ改善していた。一方、距骨前方偏位量は術前平均25mmが術後2.6mmへ改善していた。3)AOFASスコアは術前平均37.2点が術後81.1点に改善し、MRI信号は全例で改善を示していた。
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