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特集 早期変形性膝関節症の診断と治療
早期変形性膝関節症における軟骨下骨病変の意義と診断
Significance and diagnosis of subchondral bone lesions in early stage of knee osteoarthritis
定月 亮
1
,
石島 旨章
2
Ryo SADATSUKI
1
,
Muneaki ISHIJIMA
2
1山梨県立中央病院,整形外科
2順天堂大学,整形外科
キーワード:
MRI
,
Bone marrow lesion
,
ADL
Keyword:
MRI
,
Bone marrow lesion
,
ADL
pp.285-291
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001649
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要旨:変形性膝関節症(膝OA)における軟骨下骨の変化としての骨髄異常陰影(BML)は,膝OAの疼痛をはじめとした臨床症状と進行に関連することを示す質の高いエビデンスが豊富に揃う病態である。そして,われわれはJKOM Ⅲで表される患者のADL低下が膝関節内側のBMLの大きさと関連することを示した。治療対象病変としての可能性が高まっていることからも,今後は病理学的解析や画像診断を駆使し,膝OAの病態の本質について,さらに理解が深まることが求められている。
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