机上の想いのままに
和算学者 本多利明
-―田中角栄と福沢諭吉の先行者―
西野 仁樹
1
Jinju NISHINO
1
1東和病院,整形外科
pp.1578-1578
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001501
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江戸近世後期に,大阪を中心に儒学を超え明治を準備したとされる何人かの町人学者がいる。プロテスタントのごとき勤勉哲学を説いた石田梅岩,重商主義を説いた海保青陵,無神論まで至った山片蟠桃,本多利明(1743~1821年),さらに横井小楠は,彼らの思想を福井藩で具現化して財政改革を行い,その弟子の由利公正が明治政府の財政の基本を築いた。
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