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特集 アスリートの腰部pain generator―謎の腰痛を攻略する最新の知見
診断の最前線
-―High intensity zone(HIZ)とtoxic annular tear―
Discogenic pain with radiological findings of high intensity zone and toxic annular tear
手束 文威
1
,
森本 雅俊
1
,
山下 一太
1
,
高田 洋一郎
1
,
西良 浩一
1
Fumitake TEZUKA
1
1徳島大学,整形外科
キーワード:
High intensity zone
,
Toxic annular tear
,
Discogenic pain
Keyword:
High intensity zone
,
Toxic annular tear
,
Discogenic pain
pp.1469-1473
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001485
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要旨:アスリートの腰痛診療において,椎間板性腰痛はまず考えるべき病態の一つである。椎間板性腰痛の診断は,前屈時痛などの身体所見に加え,MRIにおける椎間板線維輪後方の高輝度変化(HIZ)の所見と椎間板造影検査での線維輪の亀裂像(toxic annular tear)の所見などの画像診断が重要である。HIZが椎間板性腰痛患者に特異的な所見であるとする報告がある一方で,無症候性患者にもHIZがある程度の頻度でみられる報告もあることから,未だ一致した見解は得られていない現状であるが,HIZ陽性患者において椎間板造影検査でtoxic annular tearの所見があり,腰痛再現性を確認した症例については椎間板性腰痛と診断している。
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