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特集 青少年野球における投球障害の現状と予防の歩み
少年期の投球動作の特徴と投球障害予防への活用
Biomechanical analysis of pitching mechanics in youth baseball players and its applications to throwing injury prevention
西野 勝敏
1
,
田中 正栄
1
,
山本 智章
2
,
田中 康雄
2
,
大石 泰輔
2
,
岡邨 直人
2
Katsutoshi NISHINO
1
,
Noriaki YAMAMOTO
2
1新潟県健康づくり・スポーツ医科学センター
2新潟リハビリテーション病院
キーワード:
Youth baseball
,
Pitching mechanics
,
Throwing injury
Keyword:
Youth baseball
,
Pitching mechanics
,
Throwing injury
pp.1183-1190
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001422
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要旨:投球は,高度な技術が必要であるだけでなく,肩・肘関節への負担も大きいスポーツ動作課題である。少年期における投球障害の予防策を検討するために,少年期の投球動作の特徴を分析した。少年期の急激な形態変化は,一方で柔軟性や関節可動域などの身体機能の向上を停滞させるため,身体機能を向上させるトレーニングが大切である。次に,特定の選手が投手になる頻度が高い環境では,選手1人の投球量と休息を管理し,体調をコントロールすることが重要である。そして,目標となる投球動作を段階的に習得できるような練習方法を取り入れなければならない。最後に,肩・肘関節への負担が大きい動作の特徴が明らかに現れた場合には,これらの特徴を解消するためのトレーニングが必要である。
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