Japanese
English
特集 青少年野球における投球障害の現状と予防の歩み
新潟県高等学校野球連盟の球数制限の提言とその背景
Implementation of pitch limit regulation in high school baseball federation
山本 智章
1
,
菊池 達哉
1
,
望月 友晴
2
,
山際 浩史
3
,
塩崎 浩之
3
Noriaki YAMAMOTO
1
,
Tomoharu MOCHIZUKI
2
,
Hiroshi YAMAGIWA
3
1新潟リハビリテーション病院,整形外科
2新潟大学,整形外科
3済生会新潟病院,整形外科
キーワード:
Pitch limit
,
Youth baseball elbow
,
Baseball federation
Keyword:
Pitch limit
,
Youth baseball elbow
,
Baseball federation
pp.1177-1181
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001421
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:新潟県高等学校野球連盟(新潟県高野連)から提案された高校野球における球数制限の是非が話題になって議論が進んだ結果,野球界全体に投球障害予防の概念が広がっていった。深刻な関節障害をもたらす野球肘は多因子が関与しており,その予防には多面的なアプローチが必要である。その中で投球数の制限は成長期に必要であり,年齢が若い世代ほどさらにその意義は重要性を増す。スポーツ現場と医療が相互理解を深め,連携して正しい情報共有と適切な行動喚起につながることでスポーツ環境の向上が実現し,子どもたちの育成により大きな効果をもたらすことが可能となる。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.