diary
新潟県上越市
加藤 晋
1
1上越総合病院 麻酔科
pp.387
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202227
- 有料閲覧
- 文献概要
当院は,新潟県の南西部に位置する上越市(人口約18万人)にある厚生連の病院です。麻酔科業務には常勤医3名と応援医師で対応しています。ちなみに応援医師の中には,漫画『麻酔科医ハナ』を監修された先生もいます。最近のトピックは,腹腔鏡下手術の術後鎮痛を硬膜外麻酔から超音波ガイド下末梢神経ブロック(術後はフェンタニル,アセトアミノフェン静注)に変えたことです。患者さんの鎮痛満足度はおおむね良好です。
上越(高田)といえば,雪。2021年は記録的な豪雪でした。道路の除雪が間に合わず何日も車を出せなかったので,病院まで歩いて通いました。緊急の呼び出しにスキーで駆け付けたドクターも! また雪で転倒して骨折した患者さんが多数発生し,1月の整形外科手術はほかの月の約2倍となりました。災害対応として,緊急性の低い他科の予定入院を止めて整形外科手術を優先して行いました。医師たちの出身大学,所属医局が多様な当院ですが,各診療科間の垣根が低く,相互理解と互助関係に麻酔科はいつも助けられています。
Copyright © 2022, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.