Japanese
English
臨床
ストレート形状のステムによるCPPアプローチTHAの短期成績
Short term result of CPP approach THA using straight shape stem
後藤 久貴
1
,
中山 宗郎
1
,
竹下 修平
1
,
荒川 大亮
1
,
新見 龍士
1
,
鳥越 雄史
1
Hisataka GOTO
1
1長崎労災病院,整形外科
キーワード:
Total hip arthroplasty(THA)
,
Conjoined tendon preserving posterior approach(CPP approach)
,
Stem
Keyword:
Total hip arthroplasty(THA)
,
Conjoined tendon preserving posterior approach(CPP approach)
,
Stem
pp.1073-1077
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001389
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要旨:組織温存型後方進入の一つであるCPP法によるTHAをストレート形状のステムで行った。対象は20例(男性3例,女性17例,平均72.6歳),変形性股関節症17例,大腿骨頭壊死症1例,骨頭軟骨下脆弱性骨折2例であった。使用ステムはCLS 5例,Exeter 15例であった。手術時間78.1分,術中出血量162.4g,術中合併症として大転子骨折を1例に,腓骨神経麻痺を1例に認めた。カップ外方開角は平均38.2°,前方開角は平均23.5°で,外方開角35°未満となった例を5例認めた。3°以上のステム内反は1例のみであった。CPPは内閉鎖筋共同腱と同部の関節包を温存する進入法であり,通常の後方進入よりも臼蓋側では視野が悪く,カップ設置がやや悪い例を認めたが,大腿側は通常の長さの肩のあるストレートステムでも特に問題なく設置が可能であった。術中は坐骨神経損傷に注意が必要である。
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