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特集 東京2020:整形外科医には何ができるか?
東京2020に向かって整形外科医がしておくべきこと
Things to do up to TOKYO2020 for orthopaedic surgeon
中瀬 順介
1
,
土屋 弘行
1
Junsuke NAKASE
1
1金沢大学,整形外科
キーワード:
Sports injury prevention program
,
Anterior cruciate ligament injury
,
FIFA 11+
Keyword:
Sports injury prevention program
,
Anterior cruciate ligament injury
,
FIFA 11+
pp.1189-1192
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001018
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要旨:スポーツ選手のみならずスポーツ愛好家にとってもスポーツに関するけがや障害の治療と予防は,競技パフォーマンスの向上とともに注目されている領域である。整形外科医はスポーツによるけがや障害の治療と予防に関する正確な情報を収集し,対処法や改善策を社会に発信していかなければならない。そのためには,まず大きな規模で様々な種類や環境でのスポーツに関するけがや障害の発生率や危険因子を把握し,それらに対する効果的なスポーツ損傷予防プログラムを検証・実践していかなければならない。東京2020に向けて整形外科医がしておくべきことの一つには,調査体制や社会への情報発信方法を含めたオールジャパンの組織づくりが挙げられ,その結果,スポーツによるけがや障害で苦しむ選手が一人でも減り,選手が大好きなスポーツを笑顔で続けられることを願ってその手助けができれば本望である。
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