癌患者の手記—私は前を向いて歩く たとえ声は奪われても・12(最終回)
明日へ向かって
吉見 之男
pp.1426-1428
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921279
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再び食事に挑む
5月も半ばを過ぎ,水を飲んでも何の障害もないので,いよいよ流動食を口にする.ストローで飲むのだが別に何ともない.この分なら何とかいけそうだと喜ぶ.ところが翌日になると昼食に突然半固型食が出た.
驚いてしまったが医師の指示らしい.本人が納得していないし,話も違うと看護婦に抗議する.
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