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新たな時代を迎えて
佐藤 公昭
1
Kimiaki SATO
1
1久留米大学医学部,整形外科学教室
pp.1161-1161
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001012
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「朝は四本足,昼は二本足,夜は三本足の生き物は何でしょう?」これはギリシャ神話に出てくるスフィンクスのなぞなぞです。ご存知の通り,答えは「人間」です。「朝」「昼」「夜」は人間の一生を一日に例えた比喩的表現です。赤ん坊の時は両手と両足を使って「はいはい」で動き,成長すると二本足で立って歩きますが,老人になると杖をつくので三本足になります。年齢と共に姿勢も生活様式も変化することは,誰もが理解できることです。しかし,自らが老いていくことを受け入れることは容易ではなく,いつまでも背筋を伸ばして二本足で生活をしたいと望むものです。
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