Japanese
English
特集 股関節とその周囲のスポーツ障害
アスリートの股関節周囲疾患に対する診療の実際
Clinical practice of disorder around hip in athlete
立石 智彦
1
Tomohiko TATEISHI
1
1同愛記念病院,関節鏡・スポーツセンター
キーワード:
Groin pain syndrome
,
Hip arthroscopy
,
Musculotendinous failure
Keyword:
Groin pain syndrome
,
Hip arthroscopy
,
Musculotendinous failure
pp.987-994
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000964
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要旨:アスリートの股関節周囲に痛みを訴える疾患について,関節内/外に分けてその代表症例を中心に述べた。関節外疾患は,急性発症である打撲傷・肉離れ・腱付着部症・腱剝離骨折など,慢性的に痛みを訴える疲労骨折・ハムストリング症候群・弾発股(内側型・外側型)・鼠径部痛症候群などがある。これらの疾患は,時に関節唇損傷他と診断されて紹介されてくることもあり,その疾患概念などを知っておく必要がある。関節内疾患の項では,見逃されやすい股関節の亜脱臼や大腿骨頭すべり症について述べ,関節鏡手術適応のある疾患は他稿に委ねる。
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