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特集 股関節鏡視下手術の適応と限界
股関節外組織に対する股関節鏡視下手術の適応と限界
Arthroscopic management to the periarthritic lesions of hip joint
加谷 光規
1
Mitsunori KAYA
1
1加谷整形外科スポーツクリニック
キーワード:
Extra-articular pathology
,
Hip joint
,
Hip arthroscopy
Keyword:
Extra-articular pathology
,
Hip joint
,
Hip arthroscopy
pp.193-197
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002455
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要旨:一言で股関節痛といっても,その原因組織は多種多様であり,関節唇に加え,股関節前面,内側,後方そして外側に存在する関節外組織の関与が近年注目されている。股関節前面では大腿直筋長頭を中心とした下前腸骨棘周辺の病変,内転筋部では内転筋の恥骨結合部や薄筋,大転子周囲部では滑液包,殿部では梨状筋がその疼痛に密接に関与している。正確な責任病巣の同定と股関節鏡視下手術によるピンポイント治療は関節痛のマネジメントに有益と考えられる。その一方,高度の滑液包機能不全と有痛性開排制限は現時点での治療限界である。
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