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特集 医療におけるAIの活用
情報通信技術や機械学習を用いた精神症状定量化への取り組み
Quantification of psychiatric symptoms;a novel approach utilizing information communication technology and machine learning
工藤 弘毅
1
,
岸本 泰士郎
2
Koki KUDO
1
,
Taishiro KISHIMOTO
2
1東京歯科大学市川総合病院,精神科
2慶應義塾大学医学部,精神・神経科学教室
キーワード:
Psychiatric symptoms
,
Information and communication technology
,
Machine learning
Keyword:
Psychiatric symptoms
,
Information and communication technology
,
Machine learning
pp.243-248
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000799
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要旨:従来の評価尺度による精神症状の評価には限界があり,定量評価を可能とする手法が必要とされている。症状の定量化を目指し,バイアスを取り除いて評価をより精緻に行うための中央評価,また最新のウェアラブルデバイスと機械学習を用いたアプローチなどが行われている。筆者らのグループは表情・音声・体動・日常生活活動,および自然言語処理を用いて,精神症状の定量化に取り組んでいる。情報通信技術の進歩とともに従来では考えられなかった新しい形での精神症状の評価が可能となりつつあり,積極的にこれらの技術を取り入れることで,臨床や新薬の開発に関する問題の解決に役立てていくことが望まれる。
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