Japanese
English
研究
手の腫脹に対するHand Incubatorの有効性評価
Effectiveness of Hand Incubator for hand swelling
新海 宏明
1
,
山本 美知郎
2
,
建部 将広
2
,
岩月 克之
2
,
平田 仁
2
Hiroki SHINKAI
1
,
Michiro YAMAMOTO
2
1東海病院,整形外科
2名古屋大学大学院,手の外科
キーワード:
Hand Incubator
,
3D scanner
,
Physical therapy
Keyword:
Hand Incubator
,
3D scanner
,
Physical therapy
pp.1521-1525
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000680
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要旨:手の腫脹に対するHand Incubator(HI)の腫脹改善効果を評価するために,3Dスキャナーを用いて定量的測定を行った。手の腫脹をきたした20歳以上の患者23名24手を対象に,健側手,患側手,HI使用直後,HI使用1週後のタイミングで3Dスキャナーを用いて手の体積を計測した。その結果,健側の手体積は平均311ml,HI使用前の患側の手体積は平均342ml,HI使用直後335ml,1週使用後323mlであった。手の体積減少量と体積減少率はそれぞれHI使用直後平均7.3mlで2.4%,HI使用1週後19mlで5.2%であった。HI使用前と比較してどちらの時点でも有意に体積が減少した(p<0.01)。HIは腫脹を改善させる物理療法であると考えられる。
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