Japanese
English
特集 コンピュータ支援手術の現状と課題
コンピュータ支援下CPOの3D画像解析
Three-dimensional image analysis of CT-based navigation assisted CPO
徳永 邦彦
1
Kunihiko TOKUNAGA
1
1亀田第一病院,新潟股関節センター
キーワード:
Curved periacetabular osteotomy(CPO)
,
Three-dimensional image analysis
,
CT-based navigation
Keyword:
Curved periacetabular osteotomy(CPO)
,
Three-dimensional image analysis
,
CT-based navigation
pp.1185-1191
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000600
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:CPOは骨盤内側から寛骨臼を球状に切り,至適角度に寛骨臼を回転して大腿骨頭被覆を改善する手術で,股関節を直視せず,骨盤後柱を残して骨を切るのは難しい。従来法で施行した7例のCPOの後は,全例にCTベースト・ナビゲーション支援下CPOを施行してきた。これら42股を術前後CT像と3D画像解析ソフトを用いて調査した。術後に矢状面と前額面での骨頭被覆は改善したが,骨片は予定以上に前方回転していた。骨盤骨切り専用ソフトで術前計画を立てた23股では,骨切り球の中心や回転骨片の位置は予定を必ずしも再現していなかった。現行法ではquadrilateral surface(QLS)と腸骨の骨切りのみナビゲーションで支援し,回転骨片の位置もナビゲーションで制御できない。システムの改良がない限り術前計画に忠実なCPOを再現するのは不可能と考える。
Copyright © 2018, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.