Japanese
English
特集 ロコモとフレイル
フレイルの疫学 update
Epidemiology of frailty
山田 実
1
Minoru YAMADA
1
1筑波大学人間系
キーワード:
Physical frailty
,
Cognitive frailty
,
Social frailty
Keyword:
Physical frailty
,
Cognitive frailty
,
Social frailty
pp.703-709
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000479
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要旨:フレイルとは生理的予防能が減弱し,種々のストレスに対する脆弱性が亢進した状態である。このフレイルには大きく分けて身体的,心理精神的,社会的といった要素があり,一般的には身体的フレイルが狭義のフレイルと考えられている。これまでの調査によって,地域在住高齢者において身体的フレイルを有するのは約10%,認知フレイルは約1%,社会的フレイルは約10%とされる。フレイルに対する介入としてわが国では介護予防事業が相当し,この事業によって要介護状態への進展を抑制しうることが示されている。また近年では,住民主体の自主グループ活動によっても継続参加することで,要介護状態への進展を抑制できることが示されている。
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