経験
上腕骨近位端骨折に対するMIPO 法
森岡 健
1
,
平石 英一
2
,
森 武男
2
,
竹島 憲一郎
2
,
竹島 昌栄
2
1船橋整形外科病院
2永寿総合病院,整形外科
キーワード:
ORIF
,
Proximal humerus fracture
,
Minimally invasive plate osteosynthesis
Keyword:
ORIF
,
Proximal humerus fracture
,
Minimally invasive plate osteosynthesis
pp.1519-1522
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000215
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われわれは上腕骨近位端骨折に対してNCB®-PH を用いてMIPO法を行い,治療成績を検討した。症例は2011 年4 月から2015 年3 月までの6 カ月以上経過可能であった65 例(男性26 例,女性39 例)である。治療成績の判定は可動域,JOAスコア,合併症である。平均挙上角度は134°,外旋40°,内旋L2 レベル,平均JOAスコアが89 点であった。全例骨癒合を認め,合併症は20°以上の内反変形を3 例に,肩峰下インピンジメントにより抜釘を行ったのが4 例,インプラント周囲骨折が4 例,術中骨折1 例であった。おおむね良好な成績であったが,高齢患者,認知症患者において術後合併症を認める傾向があり注意を必要とした。
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