特集 Q & Aでまとめる! 予後予測・治療効果予測の画像検査
序文
『臨床放射線』編集委員会
pp.703-703
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001311
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画像診断医は本能的に正確な診断を行うことに傾注し,診断に迷ったときに,ありふれた疾患からまず考えられないものまで,多くの鑑別診断を苦労してレポートに羅列する場合が見受けられる。一方で,たとえ原因疾患や病理といった面からの正確な診断がつかなかったとしても,適切な治療を行うことができれば患者さんにとってはハッピーである(QOLが上昇する)。近年,新しい診断技術の保険適用を決定する際に,正確な診断をするために極めて有用な技術であっても,その診断を基に選択される治療方法が開発されていない,あるいは治療によって予後の改善やQOLの上昇がもたらされることが証明されていないといった場合には収載されない傾向がある。
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