特集 救急IVR手技詳説 with WEB動画
総論編
●リスクマネジメント
IVRに関するガイドラインの概要
山上 卓士
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1高知大学医学部 放射線科(2017~2019年 日本IVR学会ガイドライン委員会 委員長)
キーワード:
ガイドライン
,
救急
,
IVR
Keyword:
ガイドライン
,
救急
,
IVR
pp.1297-1304
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000638
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日本インターベンショナルラジオロジー(IVR)学会においては,我が国のIVR治療の発展と普及を目的として,その治療効果の評価を行うとともに,治療の適応や実施に際して適正な管理体制が求められている。このような背景のもと,日本IVR学会では2009年5月にガイドライン委員会を発足させ,我が国で行われているIVR治療の標準化を見据えて,実践的なガイドライン作成に着手した。日本IVR学会で作成するガイドラインの方向性は,「実地臨床において,IVR医が手技を実施するうえでの指針を提供すること」であり,各疾患ないしは臓器の基幹学会で作成するガイドラインの内容をIVR治療の実際を示すことで補完する「実践的ガイドライン」ないしは「手技のガイドライン」と位置づけられる。日本IVR学会員のベネフィットとなることを主眼とするとともに,他科の医師がIVRの施行を視野に入れる際,または実際に手技を行う場合にも参考にできることを目的としている。
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