特集 泌尿器の画像診断と放射線治療
画像診断 副腎
機能性副腎疾患(原発性アルドステロン症など)
大村 健介
1
,
高橋 祐輝
2
,
大田 英揮
2
,
壷井 匡浩
1
,
高瀬 圭
2
1大崎市民病院 放射線診断科
2東北大学病院 放射線診断科
キーワード:
原発性アルドステロン症
,
Cushing 症候群
,
褐色細胞腫・傍神経節腫
Keyword:
原発性アルドステロン症
,
Cushing 症候群
,
褐色細胞腫・傍神経節腫
pp.1401-1407
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000153
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副腎は皮質と髄質からなり,発生学的に副腎皮質は中胚葉に由来する内分泌器官であるが,副腎髄質は外胚葉神経堤由来であり節後線維の欠落した交感神経節である。皮質は球状層,束状層,網状層の三層から構成される。球状層からは電解質コルチコイド(アルドステロン)が分泌され,束状層からは糖質コルチコイド(コルチゾール)が,そして網状層からはアンドロゲン(デヒドロエピアンドロステロン:DHEA)が分泌される。本稿ではその中で代表的な機能性副腎疾患ついて,画像診断における特徴や画像診断の果たすべき役割について概説する。
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