手術症例報告
局所進行直腸癌に対してロボット支援骨盤内臓全摘術,体腔内回腸導管再建術を施行した2例
松山 貴俊
1
,
石田 秀行
1
1埼玉医科大学総合医療センター消化管外科・一般外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
骨盤内臓全摘術
,
体腔内回腸導管再建
Keyword:
ロボット支援手術
,
骨盤内臓全摘術
,
体腔内回腸導管再建
pp.1845-1850
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004718
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骨盤内臓全摘術(total pelvic exenteration;TPE)は膀胱,前立腺,尿道などの泌尿器系臓器に浸潤している局所進行直腸癌の根治切除のために必要となることがある。TPEはその複雑さから,従来は開腹手術で行われてきた。しかし近年,TPEに対するロボット支援手術を含む低侵襲手術の有用性が示されている1, 2)。また,体腔内回腸導管(ileal conduit;ICIC)再建術は,泌尿器科領域では根治的膀胱摘出術後の尿路再建として広く施行されている3, 4)が,局所進行直腸癌に対するTPE後のICIC再建に関する報告は少ない。

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