特集 ロボット支援膵切除術をマスターする
ロボット支援膵頭十二指腸切除術における胆管空腸吻合のコツ
高木 弘誠
1
,
藤 智和
1
,
安井 和也
1
,
伊藤 雅典
1
,
西山 岳芳
1
,
藤原 俊義
1
1岡山大学消化器外科学
キーワード:
ロボット支援膵頭十二指腸切除術
,
胆管空腸吻合
Keyword:
ロボット支援膵頭十二指腸切除術
,
胆管空腸吻合
pp.1529-1535
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004629
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ロボット支援膵頭十二指腸切除術(robotic pancreatoduodenectomy;RPD)のエビデンスは近年欧米を中心に急速に構築されてきており1),従来の開腹手術に対する安全性と有効性が示されている2)。しかし,RPDは膵空腸吻合や胆管空腸吻合などの複雑な消化管再建を要することから,術後合併症は比較的高頻度で発症し,なかでも胆道合併症は短期成績のみならず長期の患者のクオリティ・オブ・ライフにも影響する。よって,RPDの安全な導入と普及には術式の定型化とトレーニングが急務の課題となる。

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