特集 上部消化管領域再建手技─最近のトピック
ICG血流評価を用いた胃管作製・再建
小柳 和夫
1
,
數野 暁人
1
,
谷田部 健太郎
1
,
樋口 格
1
,
金森 浩平
1
,
田島 康平
1
1東海大学医学部消化器外科
キーワード:
食道切除術
,
胃管血流
,
インドシアニングリーン
Keyword:
食道切除術
,
胃管血流
,
インドシアニングリーン
pp.125-130
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002611
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食道癌術後の再建臓器としては胃(管)の頻度が最も高く,胸骨後または後縦隔経路での挙上が多い。胃管には頸部までの挙上性が求められるが,長い距離を必要とし,血流障害の危険性も生じてくる。胃管の血流障害は術後の縫合不全の原因と考えられ,縫合不全から縦隔膿瘍,膿胸へと進展し,重篤化する危険性がある。
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