手術手技
ロボット支援膵頭十二指腸切除における膵空腸吻合の工夫
西岡 歩美
1
,
中多 靖幸
1
,
吉川 高宏
1
,
紙谷 直毅
1
,
根津 大樹
1
,
高 済峯
1
1奈良県総合医療センター消化器・肝胆膵外科
キーワード:
ロボット支援膵切除
,
膵空腸吻合
,
手術手技
Keyword:
ロボット支援膵切除
,
膵空腸吻合
,
手術手技
pp.2105-2110
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004197
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膵頭十二指腸切除術(pancreatoduodenectomy;PD)は,複数の臓器切除に加えて膵管・胆管の再建を要する高難度手術であり,膵液瘻など重篤な合併症の頻度も高い。しかし,近年,腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術(laparoscopic pancreatoduodenectomy;LPD)やロボット支援膵頭十二指腸切除術(robot-assisted pancreatoduodenectomy;RPD)などの低侵襲膵頭十二指腸切除術(minimally invasive pancreatoduodenectomy;MIPD)が導入され,ハイボリュームセンター中心に普及しつつある。高拡大倍率のカメラと多関節機能・手振れ防止機能付きロボット鉗子を有するロボット支援手術は,高度な縫合技術を必要とするMIPDにおいて腹腔鏡手術に比べて有用性が高いと考えられる。
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