手術症例報告
膵粘液性囊胞腫瘍に対してHybrid腹腔鏡下膵中央切除術を施行した1例
的羽 大二朗
1
,
富丸 慶人
1
,
小林 省吾
1
,
野田 剛広
1
,
土岐 祐一郎
1
,
江口 英利
1
1大阪大学大学院消化器外科学
キーワード:
膵粘液性囊胞腫瘍
,
膵中央切除術
,
腹腔鏡下膵中央切除術
Keyword:
膵粘液性囊胞腫瘍
,
膵中央切除術
,
腹腔鏡下膵中央切除術
pp.1955-1960
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004162
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膵体部領域における良性・低悪性度腫瘍に対して実施される縮小手術には,膵腫瘍核出術,膵中央切除術(central pancreatomy;CP),脾臓温存膵体尾部切除術などがある。そのうち膵中央切除術は,膵切除後の頭側および尾側に残膵が存在することによって膵液瘻をはじめとする術後合併症発生の頻度が高い術式であり,また尾側の残膵に対して消化管吻合による再建が必要となることから,腹腔鏡下膵切除術が普及してきた近年においても,腹腔鏡下CPは十分には普及していないと考えられる。
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