手術手技
正中弓状靱帯圧迫症候群に対する後腹膜鏡下正中弓状靱帯切離術
春田 英律
1
,
梅澤 昭子
1
,
千葉 小夜
1
,
今村 清隆
1
,
黒川 良望
2
1四谷メディカルキューブ外科・内視鏡外科
2四谷メディカルキューブ院長
キーワード:
正中弓状靱帯圧迫症候群
,
腹腔動脈起始部狭窄
,
後腹膜アプローチ
Keyword:
正中弓状靱帯圧迫症候群
,
腹腔動脈起始部狭窄
,
後腹膜アプローチ
pp.1929-1938
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004159
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正中弓状靱帯圧迫症候群(median arcuate ligament syndrome;MALS)は,正中弓状靱帯(median arcuate ligament;MAL)により腹腔動脈(celiac artery;CA)や腹腔神経節・神経叢が圧迫され,食後の腹痛や背部痛,膵十二指腸動脈瘤をきたす疾患である1, 2)。画像診断技術の進歩に伴い,CAの起始部狭窄が指摘される症例が増加している一方で,医師側の認識不足からMALSの診断・加療に至らずに慢性的な腹痛に苦しんでいる症例や,動脈瘤破裂により初めてMALSと診断される症例も散見される。
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