手術症例報告
正中弓状靱帯による腹腔動脈根部狭窄が原因と考えられた中結腸動脈瘤破裂の1例
金森 泰光
1
,
早﨑 碧泉
2
,
山中 隆嗣
3
,
岸和田 昌之
2
,
水野 修吾
2
,
櫻井 洋至
2
1伊勢赤十字病院外科
2三重大学肝胆膵・移植外科
3三重大学放射線科
キーワード:
正中弓状靱帯圧迫症候群
,
腹腔動脈起始部圧迫症候群
,
中結腸動脈瘤破裂
Keyword:
正中弓状靱帯圧迫症候群
,
腹腔動脈起始部圧迫症候群
,
中結腸動脈瘤破裂
pp.1861-1867
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001485
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横隔膜の正中弓状靱帯(median arcuate ligament;MAL)が尾側に進展することにより腹腔動脈が圧迫され,腹腔動脈神経叢への慢性的な刺激や腹腔動脈の狭窄によって,悪心嘔吐・腹痛,まれに動脈瘤などを引き起こすことがあり,これを正中弓状靱帯症候群(median arcuate ligament syndrome;MALS)という。
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