特集 誌上ディベート ロボット支援肝胆膵外科手術のpros and cons ―近未来のスタンダードとなり得るか―
2.近未来の肝門部領域胆管癌手術
水野 隆史
1
,
青柳 裕太郎
2
1名古屋大学消化器・腫瘍外科
2上尾中央総合病院外科/ 肝胆膵疾患先進治療センター
pp.1859-1859
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004146
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肝門部領域胆管癌手術の根治性・安全性に関わる最重要手術パートである肝門部胆管と温存側肝流入血管の剥離は,他の肝胆膵外科ロボット支援手術では行われない手術操作である。いまだ周術期合併症・死亡率は高率であり手術症例数も多くないため,十分な肝胆膵外科ロボット支援手術と肝門部領域胆管癌手術の手術経験を有する施設で導入されることが望ましい。本稿では多数の肝門部領域胆管癌手術を行ってきた立場から,現在の課題を中心に議論したい。
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