特集 鼠径部・腹壁瘢痕ヘルニア手術を極める―直達手術から腹腔鏡・ロボット支援手術まで
Ⅰ.総論 1)ヘルニア手術の歴史と展望
蜂須賀 丈博
1
1市立四日市病院外科/日本ヘルニア学会理事長
キーワード:
ヘルニア手術の歴史
,
前方到達法
,
腹膜前到達法
Keyword:
ヘルニア手術の歴史
,
前方到達法
,
腹膜前到達法
pp.1157-1161
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003972
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ヘルニアは体表の腫瘤として発症し,時に致死的となるため,古代より外科的治療の対象となってきた疾患である。とくに19世紀以降,Astley Paston Cooper(1768~1841年),Edoardo Bassini(1844~1924年),Chester McVay(1911~1987年),Irving Lichtenstein(1920~2000年),Lloyd Nyhus(1923~2008年)ら5人の偉大な外科医の登場により劇的な進歩を遂げた。しかし,依然として解決すべき問題は存在し,いまなお改善のための努力が続けられている。
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