手術手技
ロボット直腸癌手術におけるポート設定と体位の工夫─Pfannenstiel切開と左手2本展開法で術中臓器損傷・鉗子干渉を回避する
清松 知充
1
,
大谷 研介
1
,
片岡 温子
1
,
石丸 和寛
1
,
合田 良政
1
1国立国際医療研究センター病院大腸肛門外科
キーワード:
Pfannenstiel切開
,
ロボット手術
,
術中干渉
Keyword:
Pfannenstiel切開
,
ロボット手術
,
術中干渉
pp.235-242
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003724
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わが国においてロボット支援大腸癌手術は直腸癌のみならず結腸癌にも保険適用が拡大され,急速に普及している。わが国における腹腔鏡手術の高い普及をベースにしているので基本的な手技における安全性は担保されてはいるが,一方でロボット特有の展開法が存在することを理解すべきである。また,触覚のなさ・視野の狭さなど,ロボット特有のリスクについても十分な知識が必要であり,視野外における臓器損傷や鉗子どうしの干渉などは逐次解決が必要な問題である。
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