外科におけるcontroversy-誌上ディベート
直腸癌に対するアプローチ 腹腔鏡手術かロボット手術か? ロボット手術
眞部 祥一
1
,
絹笠 祐介
1静岡県立静岡がんセンター 大腸外科
キーワード:
直腸腫瘍
,
腹腔鏡法
,
治療成績
,
直腸切除
,
ロボット手術
Keyword:
Laparoscopy
,
Rectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
,
Robotic Surgical Procedures
pp.420-422
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017258589
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ロボット手術は,鮮明な三次元ハイビジョン視野のもと,モーションスケーリングや手振れ補正機能を有した自由な多関節鉗子による,安定した鉗子操作を特徴とする.直腸癌手術は,局所再発や術後泌尿生殖器機能障害,合併症などいまだ多くの手術手技に起因する課題が存在する.ロボット手術は,従来の腹腔鏡手術では難度の高い直腸癌手術において,より正確な手術が実行可能となり,理想的な直腸癌手術に近づくための有用なモダリティである.
©Nankodo Co., Ltd., 2017