特集 内視鏡下消化管手術における手術デバイスの使い方─腹腔鏡・胸腔鏡手術からロボット支援手術まで
Ⅰ.剝離・切離デバイスの適切な選択とその上手な使い方 2)ロボット支援食道癌手術
川久保 博文
1
,
竹内 優志
1
,
松田 諭
1
,
北川 雄光
1
1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
キーワード:
ロボット支援食道手術
,
ロボットデバイス
,
食道切除術
Keyword:
ロボット支援食道手術
,
ロボットデバイス
,
食道切除術
pp.1697-1707
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003582
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ロボット支援食道切除術(robot-assisted minimally invasive esophagectomy;RAMIE)は2018年10月に保険収載されたことにより,現在ではhigh volume centerを中心に多くの施設で導入されている。da VinciⓇ XiTM Surgical Systemは,鉗子の関節機能によって臓器を圧排することなく,任意の部位へのアプローチが可能である。また,三次元ハイビジョンカメラによる鮮明な画像と拡大視による良好な視野,motion scale,手振れ防止機能により正確で精緻な手術が可能である。われわれは2018年6月に第1例を施行し,現在では手技が定型化され,ほとんどの手術は同様の手術手技,手順,デバイスを使用して施行している。
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