特集 ラパコレを再考する―腹腔鏡下胆嚢摘出術をマスターするために
安全な腹腔鏡下胆囊摘出術を目指して─問題となる破格と認識すべきランドマーク
大澤 高陽
1
,
小松 俊一郎
1
,
倉橋 真太郎
1
,
松村 卓樹
1
,
深見 保之
1
,
佐野 力
1
1愛知医科大学消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
異所性胆管
,
ランドマーク
Keyword:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
異所性胆管
,
ランドマーク
pp.1445-1449
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003501
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腹腔鏡下胆囊摘出術(laparoscopic cholecystectomy;LC)は消化器外科手術のなかで最も広く施行されている術式の1つであり,胆囊結石症や胆囊炎などの標準術式として定着している。しかし,日本内視鏡外科学会のアンケート調査をみると,LCにおける胆管損傷の割合は黎明期に比べると減少傾向ではあるものの,2021年でも約0.4%と例年同様の数値であり,明らかな改善はみられなかった。
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