特集 必携 ロボット支援下消化器外科手術―基本手技とトラブルシューティング
Ⅰ.総論 手術支援ロボットを使いこなす技術
中内 雅也
1
,
芹澤 朗子
2
,
田中 毅
2
,
柴崎 晋
2
,
宇山 一朗
3
,
須田 康一
4
1藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学講座
2藤田医科大学総合消化器外科学講座
3藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学講座/同 先端外科治療開発共同研究講座
4藤田医科大学総合消化器外科学講座/同 高度情報医療外科学共同研究講座
キーワード:
da VinciⓇ Surgical System
,
hinotoriTM Surgical Robot System
,
ダブルバイポーラ法
Keyword:
da VinciⓇ Surgical System
,
hinotoriTM Surgical Robot System
,
ダブルバイポーラ法
pp.1105-1112
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003411
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わが国では2018年に食道(胸腔鏡)・胃・直腸で,2020年に食道(縦隔鏡)・膵臓で,2022年に結腸・肝臓手術におけるロボット支援手術(消化器外科領域)が保険収載され,近年,急速に増加している。現在,わが国で広く普及している手術支援ロボットは米国Intuitive Surgical社のda VinciⓇ Surgical System(以下,DVSS)であり,2000年の登場以降,2022年には世界で約190万件の手術に用いられ1),全世界のロボット支援手術のシェアのほとんどを占めている。
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