Japanese
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特集 消化管間質腫瘍(GIST)の診断と治療の最前線
II. 各論
2. 治療
1)外科治療―臓器機能温存に向けた治療戦略 ③直腸
Surgical treatment for preserving organ function for rectal gastrointestinal stromal tumor
木下 敬史
1
,
小森 康司
1
,
佐藤 雄介
1
,
大内 晶
1
,
赤座 賢
1
,
清水 泰博
1
T. Kinoshita
1
,
K. Komori
1
,
Y. Sato
1
,
A. Ouchi
1
,
S. Akaza
1
,
Y. Shimizu
1
1愛知県がんセンター消化器外科
キーワード:
直腸GIST
,
肛門温存
,
経肛門的内視鏡下手術
,
ロボット支援下直腸切除術
Keyword:
直腸GIST
,
肛門温存
,
経肛門的内視鏡下手術
,
ロボット支援下直腸切除術
pp.133-138
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_133
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直腸消化管間質腫瘍(GIST)はまれな疾患であるが,臨床で遭遇した際は,特有の腫瘍局在のため,治療戦略に苦慮することが少なくない.GISTに対しては外科的な完全切除が第一選択とされているが,肛門や直腸温存の可否,アプローチ,術前治療の要否など,定型化されていない.本稿では,直腸GISTに対する治療戦略の決定の一助になればと考え,われわれが行っている機能温存ための術式と治療戦略,成績について紹介する.
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