特集 肥満症・糖尿病患者に対する減量・代謝改善手術
定型的腹腔鏡下スリーブ状胃切除術
佐々木 章
1
,
梅邑 晃
1
,
高橋 眞
1
,
熊谷 秀基
1
,
棚橋 洋太
1
,
新田 浩幸
1
1岩手医科大学医学部外科学講座
キーワード:
スリーブ状胃切除術
,
減量・代謝改善手術
,
肥満症
Keyword:
スリーブ状胃切除術
,
減量・代謝改善手術
,
肥満症
pp.445-450
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003236
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減量・代謝改善手術には,胃を小さく形成することで食事摂取量を制限する方法と,消化管(小腸)バイパスを付加することで消化吸収を抑制する方法があり,これらのいずれか,または両者の組み合わせにより体重減少を図るという考え方に基づく。前者の手術には,調節性胃バンディング術やスリーブ状胃切除術が含まれる。後者には,Roux-en-Y胃バイパス術やスリーブ状胃切除術および十二指腸空腸バイパス術がある。腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(laparoscopic sleeve gastrectomy;LSG)は,世界とわが国で最も多く施行されている術式であり,良好な減量成績と肥満関連健康障害の改善が報告されている1-4)。
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