特集 肥満症・糖尿病患者に対する減量・代謝改善手術
スリーブ状胃切除術後のステープルラインリークに対する治療法
大城 崇司
1
,
若松 高太郎
1
,
鍋倉 大樹
1
,
北原 夏美
1
,
森山 雄貴
1
,
岡住 慎一
1
1東邦大学医療センター佐倉病院外科
キーワード:
スリーブ状胃切除術
,
リーク
,
治療
Keyword:
スリーブ状胃切除術
,
リーク
,
治療
pp.467-472
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003239
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わが国で唯一保険が適用されている腹腔鏡下スリーブ状胃切除術(laparoscopic sleeve gastrectomy;LSG)は,胃の大彎側を80%切除するシンプルな術式であるが,体重減少効果や糖尿病をはじめとするメタボリックな疾患の改善効果も高く,現在世界で最も多く行われている減量・代謝改善手術(bariatric and metabolic surgery;BMS)である1)。日本肥満症治療学会保険委員会による「肥満症に対する腹腔鏡下手術と内視鏡的治療のアンケート調査結果報告」によれば,わが国でも2021年度,全国69施設において行われたBMS 890例中,829例(93.1%)がLSGであり,その割合の高さは国際的にみても際立っている。
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