特集 肛門疾患手術入門─痔核・痔瘻・裂肛
Ⅲ.痔瘻 2)括約筋温存術(くり抜き法)の適応と基本手技
安部 達也
1
,
鉢呂 芳一
1
,
小原 啓
1
,
太田 盛道
1
,
稲垣 光裕
1
,
國本 正雄
1
1くにもと病院肛門外科
キーワード:
括約筋温存術式
,
くり抜き法
,
coring-out法
Keyword:
括約筋温存術式
,
くり抜き法
,
coring-out法
pp.1949-1955
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003077
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痔瘻に対する括約筋温存術は,術後の肛門変形や機能障害を軽減するために開発された術式である1)。切開開放術よりも創が小さくなるので,疼痛の軽減や治癒期間の短縮も期待できる。本稿では括約筋温存術の基本手技である,くり抜き法(coring-out法)を中心に解説する。
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