肛門疾患治療の裏技、秘伝、奥義
痔瘻 低位筋間痔瘻に対する括約筋温存術 coring lay open法を含めて
金井 忠男
1
,
栗原 浩幸
,
石川 徹
,
金井 慎一郎
,
張 文誠
,
金井 亮太
,
黒田 敏彦
1所沢肛門病院
キーワード:
術後管理
,
出血-術後
,
痔瘻
,
肛門括約筋温存術
Keyword:
Postoperative Care
,
Rectal Fistula
,
Postoperative Hemorrhage
pp.948-953
発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011328978
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痔瘻の手術では根治と機能の温存を両立させる必要がある。低位筋間痔瘻においては、症例により適した術式を選択することで、機能や形態を温存した根治手術を容易に行うことができる。当院の低位筋間痔瘻に対する基本術式はlay open法であるが、瘻管の内外括約筋を通る深さと肛門縁から二次口までの距離により、coring lay open法やcomplete coring out法を選択する。本稿では、これらの術式の選択基準と手術術式を示す。
©Nankodo Co., Ltd., 2011