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特集 保存版！臓器脱の診断と治療
II. 各論
2．脱肛に対する結紮切除術の適応と手技上の注意点
Milligan-Morgan hemorrhoidectomy and distal hemorrhoidectomy with ALTA injection for prolapsed hemorrhoids
安部 達也
1
,
鉢呂 芳一
1
,
小原 啓
1
,
稲垣 光裕
1
,
菱山 豊平
1
,
國本 正雄
1
T. Abe
1
,
Y. Hachiro
1
,
K. Ohara
1
,
M. Inagaki
1
,
H. Hishiyama
1
,
M. Kunimoto
1
1くにもと病院肛門外科
キーワード：
痔核
,
結紮切除術
,
ALTA療法
Keyword:
痔核
,
結紮切除術
,
ALTA療法
pp.1011-1016
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1011
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結紮切除術は開放術式であるMilligan-Morgan法に準じた術式で，1～3ヵ所の痔核組織を剝離して根部の痔動脈を結紮したうえで切除する．外痔核から内痔核を一塊として切除できるため，大きな内外痔核や急性期の嵌頓痔核までいかなる形態の痔核にも対応できる．術後の合併症や後遺症を防ぐための手技上のポイントは，痔核を周囲組織から正しい層で十分に剝離・授動し，過不足なく切除することである．
© Nankodo Co., Ltd., 2020
