特集 最先端の画像支援技術を用いた肝胆膵外科手術
肝胆膵外科における画像支援技術の現状と展望
風見 由祐
1
,
金子 順一
2
,
福田 開人
3
,
宮田 明典
2
,
三原 裕一郎
4
,
長谷川 潔
2
1東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科/三井記念病院消化器外科
2東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科
3東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科/茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター消化器外科
4東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科/NTT東日本関東病院外科
キーワード:
術前シミュレーション
,
術中ナビゲーション
,
人工知能
Keyword:
術前シミュレーション
,
術中ナビゲーション
,
人工知能
pp.1651-1657
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003002
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安全で適切な肝胆膵領域の外科手術を完遂するためには,画像支援技術を用いて複雑な解剖や切除領域を認識する必要がある。画像支援技術を「Ⅰ.術前シミュレーション」と「Ⅱ.術中ナビゲーション」に分けると,肝切除の分野ではすでに1990年代からCT(computed tomography)による画像データを用いて肝血管と腫瘍を3次元(3D)化した術前シミュレーションが試みられ,それより少し前の1980年代から術中超音波検査(intraoperative ultrasonography;IOUS)を用いた,いわゆる術中ナビゲーションが始まり,そして2000年代にはICG(indocyanine green)蛍光法が注目された。
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